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LIFE IS COMIN' BACK!!
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<ホフ マイエツィト Hof Maiezyt 8/6~11>



 旅の最後はスイスの山にある農場ホフ マイエツィット Hof Maiezyt  (Click!) を訪ねました。沢山の人がスイスと聞いて目に浮かぶ風景そのままの、ハプケルンHabkern (Click!) という村の外れにあります。



 標高1200mほどのこのアルムは、さながらハイジの世界。夏の今は、牛やヤギなどの殆どの家畜がもっと上で放牧されていて、カランコロンとカウベルの音が小さく届いてきます。友人であり、牛の師匠であるロベちゃんとウラ(Robert+Ulla)は、朗らかで働き者。温かく迎えてくれました。
 ホフ・マイエツィットには、他にも経営の大黒柱ウヴェUweとゲストハウス係のイザベルIsabelle、事務係シュテファンStefan、ロベちゃんと共に農業に携わる若者たちのトーマスThomasとマウロMauroが働いています。伝統あるこの地方の農業・牧畜ですが、このメンバーは今年春からこのホフを引き継いだ新しいグループです。興味深い理念と計画で、新しい形の農業経営共同体づくりを実践しています。いずれ、その取り組みも紹介してみたいです。

 穏やかで美しい風景の中で、人々の生活は、本当に大忙しです。特にアルムの山は冬のための干し草作りの真っ最中。晴れた日には誰もが草原に出て、朝から晩まで働き通しです。



 ↑「明日は雨だから!」と、本当にハードワークだった1日。集中して干し草を集めたり積み込んだりと、同じ作業を繰り返しました。秋から大学生のタンニャTanjaと私は超素人。二人とも急斜面なのにスニーカーというヤバい足下で、必死に皆のお手伝いをしていました。タンニャは靴を途中で放り出し、私はなんとか放り出さず。開始から6時間経った時、全員、集中力も体力もぷつっと糸が切れたように思えたのに、そこから持ち直してからの働きは本当にすごかったです。全ての干し草を運び終えた時には23時を過ぎていました。仕事時間も仕事量も尋常じゃないと思うけど、これがここの人たちの日常。どの国でも大地に根ざして働く人たちの力は計り知れず……。感心することと感動すること、学ぶことが本当に多かったです。

 この日、最後まで乗り切って、結局かなり楽しかったです。働いているうちに、とてつもない連帯感が生まれて、不思議だけど、ずっと前からみんなのことを知っていたんではないかという気持ちさえしてきました。
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晴れた日は、特別美しい草原。
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Tiroler Grauvieh ティローラー・グラオフィーは小さくて元気。急斜面も勢い良く歩けるタフな子たち。



 滞在している間中、助けが必要な場所で一緒に働かせてもらって、体を動かしたり、牛と戯れたり、笑ったりしているうちに、心も体もどんどん洗濯されていった気がします。すっきり!!沢山元気を貰った時間でした。

 来年の夏もまた行きたいなあ。
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スイスの観光地、インターラーケンからは車で15分。Bio(有機)食材を使った美味しい食事も魅力です。
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田舎が好きな人、観光地以外に泊まりたい人には特におすすめ
Guest house 宿泊、おすすめです!
個人や団体での宿泊が出来ます。 (Click!) 
(主に英語・ドイツ語・フランス語対応)
ネット予約 >>  (Click!) 

◇楽しい人たちが迎えてくれます。(写真左から)
Robert ロベルト(ドイツ)時折、胸ポケットから裸のパンを取り出してむしゃむしゃ食べてる。スマート見えて、ムキムキマッチョ。
Mauro マウロ(スイス)冗談が言えるタイプのスイス人。動物たちと相思相愛。鉱物オタクで色々な国を歩いて採集しているみたい。
Uwe ウヴェ(ドイツ)頭はキレキレなのに、ゾウみたいなおだやかさ。ものが壊れると「幸せが来る」って笑っている。
Isabelle イザベル(スイス)物怖じしなくて愛情深くてコロコロと気持ちが変わって見ていて飽きない。きっといくつになっても少女なんだろうな。
Thomas トーマス(オーストリア)アイデアがぽんぽん浮かんできて、新しい提案をして、すぐ実行する。面白調理家電を沢山持っててうける。
Ulla ウラ(ドイツ)明るくて優しくて懐が深い。なんでも出来るスーパーウーマン。料理が最高に上手。パンとチーズとヨーグルトが絶品!
Stefan シュテファン(ドイツ)事務仕事専門でほぼ中にいるので、このメンバー唯ー、夏なのに白い。焼けたいらしい。電話を取る素早さが神レベル。

◇shop>>  (Click!) 
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<旅の友>
 今回のベストオブ旅の友は、ダントツでiPhoneでした。逆に持ってなかったらと思ったら、ぞっとします。出発前の航空券の手配に始まり、現地では時刻の確認、目覚まし、Line・Watsapp・Messenger・メール・電話での連絡、カメラ・ビデオでの記録撮影、懐中電灯などなど、本当に大活躍。日本ではゆるめにスケジュールを組んでいて、現地で細部を決めて行く旅だったので、思いついた時にサクサク調べて動くことができて最高でした。人に訊いたり、infoで調べたりする一手間が省けるのは、旅のストレスを少なくしてくれて、行き当たりばったり派の私にはとっても楽だったなと思います。
 "DB Navigator"ドイツ鉄道のアプリは (Click!)  かなりおすすめです。(独語と英語の表示が可能です。)乗り換えが丁寧に記されていて、発着ホームの番号も教えてくれます。目的地までの停車駅を時刻も含めて細かく見ることが出来、知らないところに行く時でも、車内で今どの辺りを走っているのかを知ることが出来て便利です。ドイツ国内のSバーン、路面電車、バスにも対応していて、小さなバス停まで時刻を検索できました。地図と連動しているのも有り難かったです。また、しばしば遅延して乗り継ぎにハラハラするドイツ鉄道。乗車中の電車が遅れてると分かっても、降車ギリギリの車内放送で、あまり丁寧でないお知らせを聞いて乗り継ぎ情報を得るという疲れる方法でなくても、今や手元で遅延情報や次の乗り継ぎ時刻等が自分のペースで確認できるのです。遅れてもストレスフリーだったのは初めてでした。それから、今回は使わなかった機能ですが、乗車券も買えるようです。この旅で一番使ったアプリでした。


<終わりに>
 ちょこちょこと書き足していった夏の旅の記録も、一旦これでおしまいです。 (こんな少しのことなのに、終えるまでに20日もかかってしまっているのはなぜだ。)
 今まで(行く時からもう帰ることを考えているくらい)あまり旅が好きではなかったけれど、今回で完全に旅の魅力に取り付かれてしまいました。特に、旧友に会えた嬉しさと、新しく気の合う友達ができた喜びと、お気に入りの場所を見つけられた楽しさが大きかったからだと思います。それから、自分が快適な旅のスタイルが少し分かったような気がするのが、旅を好きだと思えた理由かもしれません。

 帰国して、苦手な荷解きの間に、本棚から「世界しあわせ紀行」を取って来て、再読を始めました。アメリカ人ジャーナリストのエリック・ワイナーの旅エッセイです。(原文と邦訳の表紙が違いすぎる。笑)人々の生活の描写にシニカルさとユーモラスさが溢れていて、楽しい一冊です。そこに“スイス”が書かれてあったことを思い出して手に取ったのです。スイスの章の副題は「幸せは退屈」。帰国間際にローザンヌから来ているマウロが、自国スイスの堅苦しさにうんざりする話をしてくれていたばかりだったので、余計に面白くて、大笑いしたのでした。


 そうやって旅を振り返りながら、また旅に出たいと思える、嬉しい後味に浸っている今日この頃です。
 Ciao, ciao!